一度素直に言ってみて欲しい。

 某銀行の口座から振込をしたら以前は振込手数料がかからなかったものが、振込手数料がかかるようになった。

 不思議に思って、窓口で聞いてみると、振込手数料がかからない特典に関する条件が変わったのだそうだ。

 条件を見てみると、かなり適用条件が厳しくなっていた。窓口の人の説明によれば、私の場合は、まずはインターネットの登録をして下さいとのことだった。

 もらった説明資料を見てみると、インターネット関係の登録の他、預金の月末残高基準値が10万円→30万円に引き上げられ、30万円以上の預金がないと手数料がかかる仕組みになっているらしい(他にも手数料がかからない条件はあるが)。

 つまり、品の悪い言い方をすれば、預金がたくさんある人は優遇するけど、そうじゃない人はダメだよってことだ。銀行も営利社団法人だし、預金口座の管理等にも費用がかかるからある程度は仕方ないとはいえるが、銀行預金の少ない人の方が振込手数料は痛い。

 それはさておくとしても、問題はその告知方法だ。

 その銀行の、条件引き上げに関するニュースリリースにはこう書いてある。

お客さまの利便性向上に努めながら、「サービス提供力No.1」の実現に向け
て魅力ある商品・サービスの提供に努めていきます。

 振込手数料がかかりやすい仕組みに変更しておいて、利便性向上に努めてますって、どんだけ厚かましいんだろう。

 素直に、当銀行の利益の観点から、当銀行により多くの利益をもたらしてくれる預金金額の多い方のみを優遇します、と本音を言ってみたらどうなんだ。

 他にも、「よりよいサービス提供のため」といいつつ、制度を変更して実質的にはサービス縮小を行うカード会社、金融機関も多いように思う。

 ただ、その多くは富裕層については手厚いサービスが残されていることがほとんどだ。

「よりよいサービスのため」なんてお為ごかしを言うのではなく、素直に「富裕層向けのよりよいサービス維持のため」「うちの会社の利益保護のため」、と言ってみたらどうなんだろう。

それが真実っぽいんだからさ。

最近ストレスが多くて、ちょっとそう思ってしまいました。