大学の非常勤講師

 私は京都大学出身だが、縁あって、関西学院大学の法学部と法学研究科(大学院)の非常勤講師をさせて頂いている。

 私は紀州犬が好きなので、法学部ではペットに関連する法律問題を演習形式で教えている。大学院の方は、ビジネス法務特論ということで、主に会社法のコーポレートガバナンス関係の演習を担当している。

 本業はもちろん弁護士なので、我が儘を言って、隔週開講・2コマ連続での講義をお願いしていたが、数年前から法学部の方はそのカリキュラムだと学生が授業をとりにくいとの指摘があり、法学部の方は毎週開講とせざるを得なくなった。

 最近の大学は、学生をお客様とみなして顧客満足度を高めようとしているらしく、学生による授業評価を毎年のように行っている。

 某えらい先生にお聞きしたところ、「学生に講義の質なんかわかりゃしないから、学生の評価なんて気にしたらダメですよ」、とのことらしいが、一応平均以上の評価を頂けているので、学生の方には少しはお役に立てているのではないかと思っている。

 なお、非常勤講師の給与はとても、と~っても低い(と思う)。

 授業のためのレジュメ作り等の準備や、課題・レポートの評価等にかかる時間を含めて計算すればマクドナルドの時給にも届かない。

 噂では、関関同立の非常勤は特に安いとも聞いたことはあるが、真偽の程は明確ではない。

 ただ、それであっても興味深い(だろうと思う)知識を提供して、学生さんがそれを吸収していく姿を見るのはとても嬉しいものだ。

 ということで、先日、大学側から来年度の授業をお願いされたので、私は、学生さんの成長見たさに、またもや引き受けてしまった。

 全然割に合わないよね~という心の声も(そこそこ大きく)聞こえるが、それよりも、来年度も新しい学生さんと、勉強できることを私は楽しみにしているようなのだ。

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ストックホルム夕景