来年の日弁連会長選挙

 来年の日弁連会長選挙向けて、各候補(予定者)が活動を開始している。

 誰が始めたのか知らないが、選挙運動期間前に立候補予定者が、「~~~の会」という団体を立ち上げて、選挙準備活動と自分の政策を広めるのだ。

 まあ実質的な選挙活動だと思うのだが、各候補が行うことから、実質的にはそのような活動を行わないと出遅れてしまうため、やらざるを得ないという変な状況になっている。

 一般の弁護士からすれば、そのようなFAXや政策パンフが送られてくるので、ああ、来年の選挙はこの人が立候補するのだなということが大体分かる。

 とはいえ、裏では様々な駆け引きがあるようで、例えば、主流派では主流派候補の当選確率を高めるために候補者を統一するべく様々な説得などが行われるようで、「~~~の会」を設立しても途中で降りる人もいる。

 現段階で来年度の日弁連会長選挙に立候補すると目されている人は、私の知る限りだが、次の通りだ(万一私が書き落としていたとしても選挙活動を紹介しているわけではないだろうから、文句は言われる筋合いはなさそうだ。ただし、ご連絡頂ければ追記します。)。

(立候補すると思われる方を50音順に記載します。)

★ 荒 中(あら ただし)弁護士:34期 仙台弁護士会

  ~新たな時代の司法を考える会(あらし会)

★ 及川智志(おいかわ さとし)弁護士:51期 千葉県弁護士会

 ~共に日弁連を替えよう!市民のための司法をつくる会(変えよう!会)

★ 川上明彦(かわかみ あきひこ)弁護士:34期 愛知県弁護士会

 ~近未来の日弁連を考える会

★ 山岸良太(やまぎし りょうた)弁護士:32期 第ニ東京弁護士会

 ~頼りがいのある司法を築く日弁連の会

★武内更一(たけうち こういち)弁護士:38期 東京弁護士会

 を代表とする「憲法と人権の日弁連をめざす会」は、以前は高山俊吉弁護士を代表として、ずいぶん前から活動しております。伝聞ですが、今回の日弁連選挙に出馬するという情報があります(伝聞情報なので最後に書かせて頂きました。誤っていた場合はご指摘下さいませ。)

※10月16日後記:武内更一弁護士は「改憲をはばみ、貸与金請求をやめさせる会」(やめさせる会)を立ち上げられたようです。

(参考)

★小林元冶(こばやし もとじ)弁護士:33期 東京弁護士会

 ~魅力ある司法を実現する会

 を設立する準備をされていたようですが、立候補辞退を2019年9月に表明。

(ご紹介ここまで)

 個人的に面白いなと思っているのは、及川智志弁護士だ。

 51期であり、他の候補と比較して20期近く若い修習期からの出馬になりそうだ。

 私の感覚では、宇都宮健児元会長を除けば、日弁連会長を目指す人の多くは、会派や弁護士会、日弁連などの会務について、雑巾がけを長期間こなし、少しずつ地盤を固めて会派などの推薦を受けて立候補する人が多いように思う。

 もちろん会務に通暁するという面では、長期間の雑巾がけは良い面もあるのだろうが、他方、長期間の雑巾がけをしているうちに、次第に会派やしがらみに囚われてしまう傾向が強いようにも思われる。だからこそ、私から見てであるが、日弁連が思い切った打開策を講じることができていないのではないかと感じることも少なくはない。

 若さを不安視する声もあるのかもしれないが、米国大統領だって、セオドアルーズベルトは42歳、ケネディは43歳だったはずだ。

 選挙対策がモロ分かりの各団体による事前運動が選挙規定違反かどうかの問題はさておいて、どのような、日弁連に関する政策を各候補が発表しているのか、今後発表するのか、注目しても良い頃合いかもしれないね。

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早朝の散歩道~ゴットランド島